INTERVIEW

鶴田 英雄さん、玲子さん(夫・愛媛県、妻・鳥取県出身/ヘアサロンオーナー)

  • 30代で移住
  • Iターン
  • Uターン
  • 子育て世帯

2015.08.10 UPDATE

鶴田 英雄さん、玲子さん

手に職のある仕事の代表とも言われるヘアサロン業界では、特に3.11以降、東京から地方移住を選択するスタイリストが増えてきました。それは、まさに今回取材した鶴田夫妻も同じ。東京の美容シーンを牽引するトップサロン「MINX 青山」「TAYA 原宿」で、それぞれスタイリストとして活躍していたおふたりが、愛媛に移住したのは2012年。今では可愛い女の子にも恵まれ「子育て環境がとても恵まれた松山にいると、東京で子育てしていたらどうなっていたんだろう……と思いますね」と振り返るご夫妻に、仕事と子育てという視点でお話を聞いてみました。

「子育ての意識が高く、ワークライフバランスがとれる環境」

ーー 松山に移住したいきさつを教えてください。

英雄さん(以下H):東京には15年ほど暮していましたが、上京した当時から「ゆくゆくは東京以外で店を持ちたい」という想いだけはずっとあったんです。
玲子さん(以下R):それは私も同じで「将来的には地方でサロンをやりたいな」とぼんやり考えていました。私の母も鳥取で美容室をしているんですが、地方のサロンって、お客様との距離感が近くて相手の生活が想像しやすいんですよね。

H:僕たちの理想は、ずっとお客様と付き合っていけるようなサロンを作ること。そんな矢先にあの3.11が起こり、背中を押されました。移住先の候補地として僕の地元の松山か、妻の出身地の鳥取を考えていたんですが、実際に松山の物件を見たら即決していました(笑)。場所が気に入ったのはもちろんですが、素敵な空間創りのプロ「BOLT」さん(松山)をご紹介いただいたことも大きかったです。もともとユーズド家具が好きだったこともあり、アンティークやブロカントを得意とする「BOLT」さんに店舗設計はすべてお任せし、サロンをオープンしました。

ーー 松山の印象はどうですか?

R:我が家にはまだ小さな娘がいるのですが、子育て環境はとても良いと感じています。松山から県外へ引っ越した友達に話を聞くと「松山の保育園の先生たちは、子育てに対する意識が高かったんだと思い知らされた」と言っていました。これは県民性なのかもしれませんが、先生たちがみなさんまじめで安心感がある。生活面全体で見ても、食べ物は安くて美味しいし、家などの住む場所も手頃。東京じゃ考えられない、破格さです!

H:それとやっぱり、自然環境の豊かさだと思います。車があったら子どもを連れて、どこへでも行けますから。よく行くのは松山の離島、鹿島です。船に乗って3分程度で着く島ですが、手軽に旅行気分が味わえておすすめですよ。

ーー 実際に住んでみて感じた、暮しにくさはありますか?

R:私のように鳥取から愛媛に、つまり地方から地方への移住者にとっては、内側のコミュニティーにどっぷり浸かるのは難しいな、と感じる面もあります。東京はある意味移住者だらけなのでオープンなのですが、地方間で移住するIターン組にとっては、入りにくさを感じる人もいるかもしれません。私の場合は、主人と繋がりのある友人たちと仲良くさせてもらっていますが、誰か糸口となる人が周りにいるとコミュニティに入りやすいかもしれませんね。

ーー ワークライフバランスについては、移住後に変わりましたか?

H:それはものすごく変わりました。サロン業界は、もともとがとてもハード。特に東京では仕事量が多すぎて追われる毎日なので、プライベートの時間をとるのは難しかったです。でも松山に移住し、自分のサロンを持ったことで、時間の管理をマネージメントできるようになりました。

R:仕事と子育てのバランスという点でも、もちろん東京のスタイリスト仲間にも頑張って両立しているママたちはたくさんいますが、地方のほうが育てやすいと感じています。自分で時間の管理ができるから、仕事と子育てのバランスが取りやすくなりました。東京でサロンワークをこなしながら子育てするのは大変な事も多いんじゃないかなって思います。

DATA

出身地:夫・愛媛県、妻・鳥取県
移住元:東京都
移住年:2012年
移住までにかかった期間:6ヶ月
移住時の年代:30代
家族構成:3人(本人、夫、子)
職業:ヘアサロンオーナー

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